9/13:金力

◆「羽月莉音の帝国」が面白いのなんの。
ラノベには珍しい、経済モノ? というか、現代革命モノ。

ついったーでちらちら書いたけど、物語の3要素として、暴力、金力、面子、があって、金力が上手くかかれてる物語は面白い。
身体的な力や知恵、魅力、あるいは権力など、個人や組織に内在する、他者に影響を与える力を暴力。その暴力を調整する力、端的にいえば金(マネー!)を金力。それらの力を公使する動機が面子。
と定義づけまして、金力が上手くかかれてる物語は面白い!といいたい。(繰り返し)というか、わたしが好きなタイプ。
例えば、少年漫画なんかだと、暴力と面子ばかりで構成されていることが多く、金力についてはほとんどかかれません。
しかし、暴力の切り口を深く複雑にしてるから、それでも面白くなる訳です。
もう少し具体的にいえば、ヤクザモノなんかは肉体的な暴力と面子を重視してかかれていたり、ギャンブルモノや経済モノは頭脳的な暴力と金力が重視してかかれてる訳です。

その3つの要素がおしむことなく、複雑怪奇なのが、現代の社会そのものであり、つまり現代の社会において極めてリアルに革命を目指す「羽月莉音の帝国」は、3要素が密に絡み合い、そりゃもうすげーべらぼうに面白いのです。
そんな感じで、ここ3日くらいで、5巻まで読み終わっちゃいました。

他にも読みたい積み本いっぱいあるのに、シリーズ読みやめれない面白さです。