2010年3月の読書記録

◆3月の読書傾向。読んだのは17冊。
◆今月のベストは「紫色のクオリア」しか考えられない。かつてここまで壮大なSFでガールズラブな面白い物語があっただろうか? 少なくともそこまで短くはないであろう、私の読書人生の中でもここまでの大作はなかなか記憶にない。去年から話題になってたけれど、その全ての最高だったという前評判を聞いてなお上を行く一大傑作。これを超える小説を今年は読めるのだろうか。
◆一方、頑張って手に入れた「幽霊列車とこんぺい糖」は期待しすぎたのかそれほどでもなかった。第九シリーズの「絶望同盟」や「迷宮街クロニクル」の最終巻も素晴らしかったが「クオリア」と同じ月に読んだのが不幸。